SenkoWSH
概要
以下の3つを目的としたライブラリです。
- Windows 上で動作する WSH JScript 用汎用ライブラリ
- Visual Studio Code で JScript での開発を目的とする
- ES3相当の機能しかなかった JScript を強化
本ライブラリを用いることで、JScript によるバッチ処理で以下のような機能が利用できます。
SFileクラスを用いてディレクトリ/テキスト/バイナリファイルの操作、圧縮展開CSVクラスを用いてCSV形式の利用System.sleep(1)で1秒停止、System.stop()で処理を停止Format.textfでsprintfのような文字列のフォーマット変換StringComparator.DEFAULTで自然順ソートString.prototype.trim()やJSONなど ES3 になかった機能の追加Robotクラスを用いて外部アプリケーションを操作
まずは、 examples の Example.wsf を実行してみれば、雰囲気はつかめるかと思います。
詳しい関数の説明は、ヘルプファイルを参照したり、
ライブラリについて記載したブログの記事を参照すること。
注意
動作環境は、Windows 7 以降(一部
PowerShellを利用しているため)とします。本ライブラリは、
Polyfill系のコードを含んでいますが、全機能は含んでおりませんので注意してください。 各変数やメソッドは未定義の場合に設定されるようになっているため、自分のコードを使用したい場合は本ライブラリより先にincludeして下さい。 詳細は、/src/polyfill配下のファイルを確認してください。FormatやCSVなどが既に定義されている場合は、定義の上書きを行いません。 上書きされて使用できない場合は、SenkoWSH.FormatのようにSenkoWSHの内部に定義されたオブジェクトをご利用ください。
フォルダ構成
build-JScirptで動作するようにコンパイルしたライブラリ及び、Visual Studio Code 用の型定義ファイルsrc- コンパイル前のソースコードフォルダdocs- 自動生成したヘルプファイルscripts-Node.jsで実行するスクリプトファイル(package.jsonのscriptsを参照)test- 本ライブラリのテスト
開発環境構築
- プロジェクトフォルダ全体をダウンロードして、
package.jsonがあるディレクトリをカレントディレクトリとする - Node.js / npm をインストールして
npm installを実行する。 - Visual Studio Code をインストール
- VSCode上で、拡張機能の ESLint をインストール
examplesの中身をいじって作りたいマクロを作る。
次のような操作が行えます。
- ビルドは、
npm run build - 型定義ファイル(
d.ts)の作成は、npm run dts - ヘルプファイルの作成は、
npm run doc - サンプルファイルの実行は、
npm run start(JScriptでサンプルファイルが実行される)
その他のライブラリ
以下のライブラリは、JScript 及び SenkoWSH と組み合わせ踏査していることを確認しています。
- MojiJS - 文字のエンコード、漢字水準の調査など
- konpeito-ES3 - 行列計算、統計計算など
